2012年4月28日土曜日

2012GW釣行記

2012GW。
満を持して1泊4日の釣りツアーを決行したので報告します。
相棒:おにじんじゃ氏

<2012.4.27(金)>

23:30 中の島発
しごとが終わってから、疲れた体にムチを打ち、気合の深夜出発。途中、エネオスで給油してクルマにもエネルギーを。
札幌西インターより高速に。
小樽セブンイレブンで飲み物とタバコを仕入れ、すき家で牛丼大盛とたまごを食らう。

さあ、深夜のドライブだ!

<2012.4.28(土)>

2:30 島牧岩場着
まだ暗い。
星がすごくキレイだ。

4:00 先輩(神)寝過ごす
案内役の先輩が到着しないのでTELしたら、札幌の自宅で爆睡していた、ごめん。とのこと・・・

4:30 初場所 
はじめての場所なので、よくわからないけど、「多分ここだろう」、とクルマを歩道乗り上げで路チューし、先行者1人のあとに入釣。
磯の先端に先行者(命名:Noteくん)が陣取り、俺たちは磯右側に並んでキャスト。
風は右から吹いたり左から吹いたり。
ベタベタナギ。西風3mといったところか。

おにじんじゃ氏撮影
6:00 「再会①」
磯右やや前方で25cm/32cmのアメ連発。
すごく久しぶりの対面。かわいい・・・

ひさびさの再会アメちゃん25cm
PRESSBAITカムイ18gサケ稚魚。
キャストして、3カウント後、ややゆっくり目のタダ巻。
おにじんじゃ氏はホッケバラしガッカリ・・・orz



8:00ごろ
Noteくん、あきらめて移動。
「先端のほう、おっきいアメは追って来るよ」とのこと。
また会いましょうね、と会話を交わして別れる。
入れ替わりで、ぶっこみのおじさんが磯に乗ってきて、少々やりづらい雰囲気となった。
1投目でホッケが釣れ、「爆釣だよ!」とケータイで仲間を呼ぶ。
仲間が増殖。
9:00 「ラウンド①終了」
結局、午前の部だけで、アメマスを釣ってくれたカムイ18g、ベテランのプレスベイト(グリーン)、買ったばかりのトンデン(サケ稚魚)、チヌーク(サケ稚魚)と4個ロスト・・・(被害額4,000円)
ちょっと、失くしすぎだろ・・・道路まであがってきて海をながめていたら、Noteくんが瀬棚方向から戻ってきて、「覆道手前の平盤で(サクラマスが)1本上がってた」とのこと。
「2.3日この辺をウロウロしてるから、声かけてねー」と気さくなひとだった。
大平のトイレあり駐車場で仮眠。

16:00 「ラウンド②」

仮眠明けセイコーマートで夜ご飯を買い出し。
朝と同じ磯に乗る。
相変わらずのナギ。
磯へ降りるルートもわかったので、スイスイと平盤へ。
追いもアタリも無く、なかなか厳しそう。
しかし、穏やかな海に癒され、いい天気の中で釣りができて幸せ・・・ラウンド②の見せ場としては、SLSに推定45cmぐらいをかけて、「やった!」と寄せてきたところでローリングされ、あえなくバラす、という場面だけ。
斑点数えられるぐらい近くまで来たのに・・・orz
もったいない・・・。


19:00 「ウジウジノーフィッシュ」
ウジウジ・・・ぶつぶつ・・・と、45cmバラシのがっかりを引きずって、ため息ばかりつきながら、夕陽をバックにひたすらキャストするも、ノーフィッシュ。
おにじんじゃ氏も磯先端側で30mぐらいのアメ?をバラし。
それでも、今日は、久々のアメちゃん再開に感動。

キレイな夕陽に今日一日の無事と幸運を感謝して、初日を終える。

19:30 
セイコーマートホットシェフでしょうゆ焼きそばとチキンから揚げをゲット。

20:15 「真っ暗温泉」
せっかく、島牧まできたので、暗い道を走って初体験の「千走川温泉」へ。
あたりは真っ暗。

ブナ林にたたずむ千走川温泉
日帰り入浴500円。
先行の客が2名。
なかなか野趣あふれる良い温泉。
茶色の中性泉で、お肌はヌルヌルしない。
左端のシャワーは壊れている。
温泉のおやじさんは「明日は釣れるとイイね!」と。

22:00 デカソイ
温泉で温まったので、須築港でソイでもやろうかと思ったが、疲れたので、まっすぐ瀬棚港へ。
フェリーターミナル左側ではカレイ?ホッケ?を狙うぶっこみ夜釣りの人たちが。
試しにワームを出してみると、すぐにおにじんじゃ氏が20cmぐらいの黒ソイゲット。

うにいくらも直後にチビソイゲット。
7cmぐらいのグラスミノー蓄光で。
その10分後にはソイレコード更新となる、38cmのソイをゲット。デカかったー。
ソイレコード38cm
こりゃ、たくさん釣れて楽しいわ、と思ったが、それっきり。
ラウンド③終了。

23:00 「祝杯」

アタリがなくなったので、クルマに戻り、チビビールで初日の「ソイ」釣果に祝杯を。
すぐに就寝。
ちなみに、明るくなってから気づいたのだが、フェリー埠頭傍のクルマを停めたあたりは、「車輌進入禁止」の立て札があった。ごめんなさい。

<2012.4.29(日)>

4:40 「This is 寝坊」
ケータイのアラームで起きられず、気づいたら4:40。
しごとの後、徹夜で移動しての初日だったし、なんだか、織り込み済みの寝坊だな。
ヤバいヤバい。急いで瀬棚風車下へ。
波は1.0ぐらいで、前回に来たときよりもおだやかだが、ゴミだらけで釣りにならない。

瀬棚方面は、前日、思ったより荒れていたのかもしれない。
以前にサクラマスを釣った思い出の正面岩場との間も、台風で砂が溜まったらしく、全体的に遠浅になっていて、釣れそうも無い。やっぱり、ここはもうダメなのかも・・・
キャスト開始後10分で移動を決断!
砂の坂を戻って、クルマへ。
だが、ここより南はポイントを知らない・・・困った。

太櫓や鵜泊が近いのだが、すごく昔に先輩に連れてってもらったきりで、自信が無いし、なにより、寝坊のおかげで出遅れている・・・
止むを得ず、進路を北へとる。
「須築まで戻るのか・・・」と思いながら、左手の海を眺めつつ走らせる。
途中、三本杉のあたり、平盤に降りてみるが、波が高く、外海側は危ない。
さらに北へ。


6:00 「自分の目で。」
時刻は6:00をすぎており、ゴールデンタイムはおわってしまったか。
寝坊を後悔しながらも、海の色が気に入った平盤に降りてみる。
港にクルマを停め、急いで磯へ。
初めての場所だし、魚がいるのか、実績のある場所なのか、何という名前の磯なのかもわからない。
だが、もうこれ以上移動している時間は無いのだ。

キャスト開始は6:30を過ぎていた。
「サカナが回遊するとしたら・・・」とイメージしながら通り道になりそうな辺りへSLSを繰り返しキャストする。
そう言えば、いままで、自分で釣り場を選んだことが無いことに気づいた。
先輩に教わった場所でしか、竿を出したことがない。
幼いころ、近所の川でニジマスを追いかけていたころは、自分の目でポイントを決め、ついには、水中メガネを付けて川に潜ってサカナの存在を確かめたりしていたっけ・・・
逆に、最近はサカナがいなくて、釣れない場所を選ぶの大得意だし・・・


7:15 「ビビる」
キャスト開始から45分経過。
いつものとおり、自分で選んだ場所はダメかも。
今のところ、気配が無い。
磯の右手には網が入っているようだ。何の漁なのかな。
磯から見える港の防波堤ではチビホッケがポツポツと釣れている。
はあ・・・と気を抜いて、足下に戻ってきたミノーに目をやったとき、ミノーの右手海中から黒い影が高速で浮いてきた!
「・・・!!!!!!」
ビビりすぎて、何も対応できずにいると、巨大な影は、めっちゃクイックに180°ターンして帰っていった。
「いるで!いたで!」
自分で選んだ場所にサカナがいた、という、ある意味ちょっとした推理ゲームみたいなものに正解した感じのへへへって満足な気分。

何せ、ここんとこ、サカナがいない場所でばかり釣りをしていたので・・・
俄然、テンションはアガる。
「ドキドキドキ・・・しっかしデカかったぞぉ・・・」

深呼吸をして、タバコを一服。
どこらへんからチェイスしてきたかわからない(たぶん、足下だけど)ので、ひとまず遠目にキャスト。
チェイスあり。

足下で、背中がグリーンがかった40cmクラスがUターン。
回遊性の個体は、背中が緑に見えるというのは本当なのかな。
また足下か・・・どこらへんでルアーをみつけてるのかな・・・
5投に1投ぐらいで「追い」がある。でも、口を使ってくれない。
そう言えば、昔もこんな状況で丸一日勝負してカケられなかったことなんてしょっちゅうだったな・・・


7:30 「よっしゃ!」
わりと高速めのStop&Goを続けていたら、140mmSLSに、デカイのが3本同時に追ってきた!!
「ヒイー!」またビビる。だが、リーリングし終わっていて、これ以上巻けない!
とっさに、竿を左に倒しながら、日ごろの訓練を活かし、サイドステップを繰り出す!

2歩目でついに食った!!ヒット!!
「ヨッシャー!!!!」

ってか、見ると、トップガイドからもう1mぐらいしかラインが出てない!
水面でザッバンザッバンとローリング始まった!デカアメ!
ここは冷静にドラグを緩めて、テンションを確保しつつラインを少し出してやる。
おにじんじゃ氏がタモを持って走って来てくれるが、奴はタモなんて使ったことが無い。
初めての体験に、アワワ、となっている。

タモもサカナといっしょにローリングしている。かなり強引な感じだったが、何とか、網に収まってくれた!
上がって来たのは58cm(ぐらい?)のアメマスでした。
デカいー!うにいくらのアメマスレコード!

会心の58cm!

満足げなうにいくら氏
おにじんじゃ氏に写真を撮ってもらい、感謝しつつリリース。
元気に青い海の中へ帰って行きました。ありがとう!
いや、よかった!がんばった!
ジーンと、込み上げて来るものがある。

昨冬以来、釣れない日々を乗り越えて、価値のある1本。
このあと、港の入口付近でアメちゃん40cmを追加し、ラウンド④終了。

なんだかフワフワしていい気分や・・・

10:00 「出会い」
クルマに戻ると、漁師のおじさんが声をかけてきた。
「デカいの釣れたべ?」
アメちゃんだったよ、リリースしたよ、と伝えると、「サクラじゃねーのか、しかもリリースしたのか、アメだって美味いのに」と言われた。
気さくな漁師さん。
その後もしばらく話を聞かせてもらった。
これから入れる網はヤリイカ狙いであること、今年はホッケがぜんぜんイケてないこと、アメマスは刺身が美味いこと・・・
すごくたくさんのことを教わって、すごく勉強になった。

「明日の朝、網をあげるぞ」とのことだったので、見に来ます!と約束。
その後、雨がポツポツ降って来た。曇り空が釣果につながったのかもしれない。

11:00 「ドンドンドン!カツ丼ドン!」
瀬棚のセイコーマートでホットシェフのカツ丼を喰らう。
デザートに甲田菓子店の「岩シュー」をいただいて、瀬棚港で仮眠。

岩シューは曜日限定販売(週末は売ってるよ)
15:30 「ラウンド⑤」
ふたたび、朝と同じ磯へ。
反応無く、雨もポツポツ来ているので、早々に納竿。



18:00 「きたひやま温泉着」
今夜は布団で眠れる。

今回の修学旅行唯一のお布団泊です。


大物釣れたし、何か食べに行こう!!焼肉!焼肉!、と出かけるも、小さな町のすべての飲食店が閉まっている。日曜の夜だしね・・・
しかたがないので、ローソンで「豪華な弁当」と缶チューハイを買って、ホテルの部屋で相棒とカンパイ!
ベッドでゴロゴロしていたら、ウトウトしてしまったが、がんばって大浴場へ。

いいお湯でした。
22:30就寝

<2012.4.30(月)>


3:30 「ファイナルラウンド」

ふたたび、昨日と同じ場所へ。
10投ほどで「モムッ」としたアタリがあり、45cmのミドリ色アメをゲット。

まだ暗いうちにつれたナイスコンディションアメちゃん45cm
幸先いいね~。
しかし、サクラはどこにいるのか・・・
昨日、GOODサイズのアメをしとめたので、欲が出る。
ピーカン、無風、ベタ凪で、なんだか釣れそうもない雰囲気。
天気は良くて、すごく気持ちいいけど、陽が上るにつれ、その後、追いもアタリもなくなった・・・

ホッケをそっとリリースする心優しいおにじんじゃ氏

6:00
磯でまったりしていたら、昨日の漁師さんが船に乗り、網を揚げに出てきた。
網を揚げて、港へもどっていく船の上で、両手を広げ「デカいのがかかったぞ」というジェスチャー。
いったんキャストをやめて、網を見に行こう。
港に行くと、網の中には銀ピカの物体が入っている。

網にかかっていたサクラちゃん。
大きいほうは3kgちょうど。こんなのが釣りたいんじゃー!
まだ生きている。
漁師さん曰く、「まだ生きてるってことは、かかったばかりだ。他にもいるはずだから、釣って来い!」
ダッシュで磯に戻る。

7:30ごろ
昨日と同じぐらいのデカアメをカケたのだが、フッキングが浅く、目の前でバラし・・・。
テク不足。がっくり・・・orz
他にも、ギョッとするほどデカいアメ(推定70cm)の追いもあったが、その後の釣果はホッケのみ。
しかし、ピーカン、ベタ凪でも、大物のチャンスはあるものだとわかった。

9:00 「おつかれさま!」

陽も高くなり、今回の修学旅行実釣を終了!

10:30 「再会②

おにじんじゃ氏の両親が、国縫港まで迎えに来ていた。
おにじんじゃ氏は、このあと、函館の実家へ帰省。
お父さん、お母さんとは以前にあわび祭りなどで面識があり。
久しぶりにお会いしました。
相棒とはここでお別れ。
おかげでいろいろ助かった。ありがとう!おにじんじゃ氏!

この後は、高速経由で札幌へ!
家に着くまでが修学旅行!



13:00 帰札

<釣行後記>
Noteくんは、あの後釣れたのだろうか。

俺たちと同じで、泊りがけでの釣りが久しぶりだ、と言っていた。サラリーマンなのかな。
「この辺ウロウロしてるんで、また見かけたら声かけてくださいね!」と屈託の無い笑顔が印象的だった。そして、瀬棚で出会ったあのかわいい漁師さん。
ニコニコして、とても気さくな人だった。
短い時間だったけと、たくさんのことを教わって、とても楽しかった。
本当にありがとうございました。今回の修学旅行で得た、一番の財産かもしれない。

長い時間釣りをして、海を見て、ほんとにリラックスできた。
海に感謝!サカナに感謝!相棒に感謝!
何より、せっかくの連休なのに、「いっておいで!」と快く送り出してくれた家族に感謝!

奥さんと相談して、また海に行こう。

釣り場でのさまざまな出会いもたのしみ。



総走行距離:600km
総実釣時間:約20時間
総キャスト数:約1,000投
釣果:アメマス×5、ソイ×2、ホッケ
大当たり確率:6/1000=0.6%

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