2010年1月26日火曜日

"千歳"の由来

雑誌を立ち読みしていたら、『千歳(市)』という地名の由来が書いてありました。

アイヌの人々は、現在の千歳市のあたりを『シコツ(大きなくぼ地)』と呼んでいたそうです。
この呼び名は『支笏(シコツ)湖』として、いまも残っています。
それなら、街の名前も『支笏市』でもよさそうなものですが、誰かが気に入らなかったと見えて、『千歳』と命名したそうです。
 ※"シコツ"が"死・骨"に通じるからだ、という説があります。

『千歳』は『千年』という意味です。
当時、彼の地にはタンチョウヅルが多く生息していたため、『鶴は千年、亀は万年』という故事から取ったのだそうです。

現在、タンチョウは大部分の個体が北海道の東部にいて、千歳付近では見かけません。
当時、その肉が高値で取引されたため、人間に乱獲されて激減したのだ、と雑誌に書いてありました。

近年は、北海道内で確認されているタンチョウの個体数が2500羽程度と言われています。
一時は絶滅した、とさえ思われていたのです。
タンチョウの生息地を保護する活動の結果、ここまで回復させたのも、また人間です。

もし、今も千歳に鶴が舞っていたなら・・・
千歳⇒千歳空港⇒JAL⇒鶴のマーク(なつかしい・・・)
と連想してしまいました。


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